ネクスト・ステージ

「あなたの人生だから、好きに選んでいいんだよ」

 と49歳の画家のお姉さん(現在のバイト先の同僚)に言われる。

 

 親は安定した職について欲しいらしいんですよね、と人生相談をしていた。

 現状私はお金を稼いでいないので、ときどき猛烈に惨めになって、自分は夢を追いかけてばっかりのダメな人間なんじゃないか、と思う。という話を画家にした。そしたら画家は自分の若い頃の話をしてくれたんだけど、25歳のときまで、東京で猛烈に働いていたらしい。年収2000万とかもらっていたらしい。私の想像もつかない世界である。それから仕事をやめて、田舎に移住してアートの仕事を始めた最初の頃、年収が70万が3年続き、清貧な生活をしていたようなんだけど、あるとき「東京で働いていたときより幸せだな」と思ったって。それから、お金はあったほうが良いものだけど、メチャクチャに執着するものではないと気づいたんだって。その他、自分に必要な支援は、必要なときにやってくるんだって。だから、稼げない自分を卑下する必要はないって。

 

 私に「文章を書き続けなさい」と言う人と、「書くのなんて辞めなさい」という人が交互にやってくる。そのたびに私の心は揺れる。その話をすると、「そういうときは、世界から尋ねられてるんだよ。どっちにするの?って」と画家に言われた。それはそうだな。もう決めないといけないんだ。

 

 今の私の状況を話すと、「いつも大変な方を選んじゃうんだね。それはあなたの性だよ」と言われ、そっかあ、と思う。そうだといいな。

 

 以前、壺の人(これは私がつけた仮の渾名です。お世話になってる人です。地底で出会いました)に「そのまま直感にしたがって走り続けて。あなたの人生のゲームは2023年の3月末で一度ゲームクリアになって、そこからネクストステージが始まるから。それはあなただけのオリジナルステージだから、あなたがルールのステージだよ」と言われた。本当かよ、と思っているが、本当だろうなとも思っている。楽しみだね。

 

 画家にも言われたの。人生はRPGって。壺の人のことを画家に話たら、「その人は最先端の量子力学に詳しいんだね」と言われた。そうだったの?私はなんにもわかりませんが……。

 

 人生がRPGだとしたら、私のここ半年って常にイベントが発生してるんだよな。大きな選択の前に発生する、小さなイベント。村人と話して、領主と話して、みたいな。わかりやすいんだよ。決断、迫られてんだよ。わかりやすいヒントなんだよ。

 

 ずっと、世界に呼ばれたら文章家になるだろうし、世界に呼ばれなかったら文章家にならないまま死ぬだろうね、と思っている。文章って時代からの要請だから。求めている人がいれば売れるし、求めていない人ばかりだったら売れない。それだけのこと。壺の人は、「それだけわかりやすいイベントが次々起こってるんだから、それは時代の要請を受けているっていうことなんだよ」って言っていた。本当かよ。本当だといいね。

 

 早く世界に返事をしなくちゃね。私、やるよ。世界の要請に応じるよ。日和ったりしないで、親の言うこと聞いたりしないで、もう安全牌をとったりしないで、自分の人生でやりたいことやるよ。世界に尽くすよ。それが私の今世の仕事だから。だから私を早くメッセンジャーにして。

 

 壺の人は、世界の扉を叩いてと言っていた。そうじゃないとネクストステージに運んでいってもらえないから。今、扉叩けてる?このブログじゃだめ?もっと大きな声で言わないとだめ?どうしたらいい?早く教えて。私なんでもするよ。働くよ私。どこまでもいくよ。ねえ聞いてる?

 

 

 明日、石川智晶さまのライブで東京行くんだよなあ……。智晶さまのライブを聴いて、無事でいられるわけないじゃん。ほんっと、世界ってよくできてるよね。

 

 画家の人がおすすめしてた、岡田斗司夫が解説してた映画、なんて名前だっけ。人間は、広大なマップにおいて現在の一点しか読み込めないから、すべてを理解できない、的な話だった。今度きいてみよう。